
鶏肉のオーブン焼

鶏肉のオーブン焼
鶏肉
ねぎ
ブラックペッパー
ナンプラー
ごま油
今だけで十分。

今だけで十分。
昨日、L.Aから帰国した姉の姪と甥が私のうちに泊りに来て、夫と一緒に四人でご飯を食べたり、歌を歌ったり、いつもの道を歩いたり、たわいもない毎日みたいのを、昨日までの現実を捨てたら、すごく時間は穏やかで楽しくて笑いが止まらなくなって、過去がバイビーした。そう良くても悪くても過去はいらない、バイビー。今、目の前で歌うふたりを見ている時間だけでいいんだった。
私達のミートソース

4年前にあった秘密の話。
中目黒に、夫が雇われ店長として営んでたバーがあって、蓋を開けてみたら、大変な事になってた。アルバイトは誰も給料を貰ってないし、督促状がキッチンに溢れかえり、夕方となれば、夫は付き合いで近所の店にお金を持って飲みにいってしまう始末。写真を1年間おやすみしてお店を立て直す事を決めた。何だか夫を放って置けなくて、それにいい店に出来る気がして、「私が立て直すから。その代わり口だししないで!」そんな一言で1年間、来る日も来る日も料理を作る日々。当時はいっぱい泣いたけど、せっかく師匠に弟子入りさせてもらったのに何やってんだろうって情けなくなる日もあったけど、毎日お弁当を持って二人でお店に出勤して、売り上げはうなぎのぼり、何だかすごく楽しかった。「手伝って、本当によかった。」1年が過ぎる頃には、お互いにお疲れ様。そう言い合える程に、よく働いて、よく頑張った。
そのお店では、沢山のオリジナルのレシピが生まれて、それは今でも目をつぶたって作れて、それから、ミートがいい感じになる瞬間を知れた。お陰で今ではミートソースとは大分仲良しな間柄。
6月15日
夫と映画を見る約束をした。
だいぶ前から約束してた映画だった。
夫は優しい夫と、そうじゃない夫が、今、ぐちゃぐちゃだ。
待ち合わせの時間に夫は来ない。映画のチケットはもう購入してるし、もう始まる。
夫から電話がかかってくる。「ちょっと用があって、今祐天寺にいる。」またかって思った。いつも通りだ。約束を平気で破れる人。理由もよくわからなかった。怒ったけど、私が怒ると、夫は荒れ狂う。電話のの向こうで酔っ払った時みたに、「もう別れる。」と騒ぎ、荒れ狂ってた。
夫は苛々としながら六本木ヒルズにやってきた。次の回の映画を見る事にした。「せっかく来てやったんだから」夫はぶつくさと言ってた。映画を一本送らせる事なんてどうでもいい。そんな事を私は言ってない。怒る私も嫌だし、こんな時間過ごしたくない。
私がもっと大人になって、映画一本くらいで怒らない妻になったらいい。そうしたら、きっと色々が上手く行く日が必ずくる。乗り越えたい。
eat LOVE day 5 /// すきがふえていくよ。







ありがとう。すきがふえていくよ。
本当の家族はいろいろあるけれど、ここにくるとすきがふえていく。猫もそうだし、チーズトーストもすきになった。食後のスイーツも、久しぶりのアニスも、ふたりの事はもっともっとすきになった。今日はのむらさんのちっちゃな誕生日会。大家さんも一緒にご飯を食べてみんなが家族みたいでとってもとっても嬉しかった。大家さんが買ってきたケーキがすごく立派だからお皿から倒れちゃうもんで、倒れる度にみんなできゃっきゃして、みっちーがたくさん笑ってて、なんだ笑うんじゃん!ってね。
ここにいて、私はすきがふえていくよ。eat LOVE day 5
———————————–
絵描きで文章を綴るのむらさん
http://lee.salondepink.com/
のむらさんのカレの料理をつくるみっちー
http://micci.salondepink.com/
———————————–
鶏とパプリカのマスタード煮込

週に一度くらい大橋図書館で料理本を山のように借りてくる。本の山がキッチンのテーブルの上にそびえ立ち、ふと山頂を見渡していたら、とても綺麗な色の写真に目が止まる。直ぐにオオゼキへパプリカと今日は飲まないって決めてたビールを買いに行った。今日は久しぶりに夫が帰ってくる。マスタードは嫌いじゃない筈だけど、彼の口に合うかな。けどもういいや。私はもう疲れちゃってる。期待するのも信じるのも。
簡単丼

生卵を花椒と塩とブラックペッパーに漬けたものを揚げ焼して、そのままトマトも揚げ焼きして、そこにカットしたアボガドとナンプラーをかけるだけ。簡単丼。
朝のサンドイッチ

あさりのオイル漬

アボガドオムレツとリュバーブのサンドイッチ

山椒の実の塩漬け

山椒の実を塩漬けにした。夫がなんか甘えてくる。つい数日前まで、世界を鉄拳で破壊するような悪魔はどこにいったんだろう。どうしていいのかわからないけど、とにかく、せっせと夏の準備をしてる。もしかしたら、ここ数日、施工のバイトで忙しかったからかもしれない。夜勤のお陰でお酒を飲めない。そして夜勤のまま昼も続く仕事。殆ど寝る時間の無い毎日が彼を人らしくしてくれてる。早朝におにぎりとお新香とゆで卵を一緒に、仕事してる友人の分も作って持たせる。よくわからないけど、今を応援しよう。
eat LOVE day 4 /// 愛を食べている感じ

すっごくおいしかった。
いつもとても丁寧でおいしいミッチーご飯だけど、今日はなんだか違った。スープがとろとろと舌を流れていくのも、赤の中に垂らしたごま油がふわりやさしく香るのも。焼いたパンの上にちょうど良く置かれたチーズとコーンの具合に、自由に散りばめられた胡椒がかじるたびに爽快な気持ちになるのも。美味しいが、今が愛おしいになった。ふたりが住むこの場所や9匹の猫たちにだんだんと私が馴染んできたのかな。理由はよくわからないけれどおいしくておいしくて食事をしているこの時間が少しでも続きますようにって思った。




eat LOVE day 4
———————————–
絵描きで文章を綴るのむらさん
http://lee.salondepink.com/
のむらさんのカレの料理をつくるみっちー
http://micci.salondepink.com/
———————————–
ハヤシライス

グリーンカレー煮麺

グリーンカレーにいつもコブミカンの葉を入れるのを忘れる。ついつい忘れる。本当はわかってるんだけど忘れちゃう。あとから鍋の中を、皿の中を覗いた時に、あーまたやっちゃたな。ま、いっか。って思うけど心のどこかで入れた時の味を想像して残念な気持ちになったりして。毎日の中でも口には出していないだけで大事なことを忘れてる。ありがとう。とか、好きだよ、愛しているよ。いつも想ってるいるよ。本当はわかってるんだけど忘れる。ま、いっか。なんてコブミカンの葉みたいに。だけどそれって結構大事なやつ。ちゃんと伝えないと、私の中にだけあって鍋の中にも皿の中にもそれはいないから。
ご飯とお味噌汁

夫が祐天寺で居酒屋の倉庫でコーヒーやお酒を売ってる。
そこで毎週火曜日にボイストレーナーをしてる霊能力があるという友人が占いをしてくれてるそうなのだけど、彼が「嫁には鬼がいるから、別れなさい。」って言ってて、何だか信じてたよ。って夫の友人から聞いた。
それから、夫が騒いで大変な夜があった。
泥酔して帰宅した深夜、「お前に鬼がいるから悪いんだよ。」マンション中に聞こえるような声で一人で喚いていた。
のむらさんに相談すると、のむらさんは私を一瞬で安心させてくれた。怖がらないでいいんだよって。
「鬼とか、別れなさいとか、その人が霊能力者だというなら尚更、印象的な言葉を発するのは良く無いと思うな。それに、人にされる事は自分が人に出来る事でもある。だから、よしみさんが、この事で毎日を揺さぶられたのなら、よしみさんには一枚の写真で誰かの世界を揺さぶる事が出来るって事なのかもしれないよ。」
慰めてもらって。少し落ち着いた。
一番出汁

L.Aに住む、アッコちゃんの紹介で、私も占星術っていうのを見てもらう事となった。代々木駅の直ぐ側の喫茶店で待ち合わせをする。時間は一時間と決められてるんだけど、悩みをいざ誰かに話そうとすると、口から言葉が出てこない。溢れる気持ちばかりで、喉の奥に悲しみが詰まってる。
ぽつりぽつりと出てくる私の言葉は震えてた。中々話せない私に先生は何も言わず、星の話を始める。
何が正しいのかわからないけど、少し元気になった。先生の言う事は、夫の事ではなくて、「私の人生を生きなさい。あなたは、真っ直ぐな人だから、真っ直ぐと生きたら全て上手くいく。」って。
私は夫の事しか悩みは無い。私の悩みもあったのかもしれないけど、ずっとずっと忘れてる。
リュバーブのジャム

昨晩も話し合いの約束したけど、帰ってこなかった。
帰宅したのは深夜の4時過ぎに泥酔して。ずっとこんな毎日が続いてる。何時に起きて何時に寝てるのか、私もわからないような生活。
捨てる

今年に入ってもう何十回と夕飯捨てたんだろう。もう厭だ!って思いながら作ってる。今日も独り。今日も帰らない。
イカ人参

5年前くらいかな、まだ付き合ってちょっとした頃のこと。蛇崩の近くに住んでた彼が近所に赤提灯のご馳走生活っていう店があって日本で一番美味しい串カツ屋さんだと連れてってくれた。20代の頃にメジャデビューをして東京にきた彼は今もそのまま音楽を続けている。関西出身だけど全国のいろんな場所で美味しいものを沢山食べてきたんだって。だからか、よく日本で一番って言葉を使う。日本で一番美味しい串カツ屋さんのイカ人参も彼の好物だった。うちの母が作ってくれるイカ人参も同じ味だよ、なんてことは言わないよ。ごくごくとビールを飲んだ。
サグカレー

今夜話し合う予定だった。だけど、待ってたけど、夜遅くに帰って、夫は寝た。話たくないんだろう。
eat LOVE day 3 /// やっぱりふたりのことが好き。


5月14日、少し晴れて少し曇ってる。
朝にみっちーが焼いたっていうパンはふわっふわで、テーブルの上に置いたオーブンでチーズトーストにした。リュバーブのジャムは軽井沢で買ってきて作ったのだそう。パクチーのオムレツはSydneyでルームメイトだったレバノン人がよく朝に作ってくれたって。
どっちが彼氏なのか、どっちが彼女なのかはわからないけれど、やっぱりふたりがすき。理由はよくわからないけれど、本当にどれもこれも美味しいの!そういう感じ。どれもこれも塩梅がよくって心地よくって、わたしは真ん中に座って食事をするのだけど、太陽と月を一緒に食べてるみたいな感じ。

こないだ塩檸檬をあげたら、みっちーが塩檸檬のケーキを焼いたよって食後にだしてくれた。のむらさんが、いつもだけど今日も面白い話をしてくれた。いつもみたいにきょとんとした目をして「来週から世界が変わるんだって。楽しみだね!」って。eat LOVE day 3
———————————–
絵描きで文章を綴るのむらさん
http://lee.salondepink.com/
のむらさんのカレの料理をつくるみっちー
http://micci.salondepink.com/
———————————–
キャサディア

久しぶりにキャサディアを作った。
キャサディアはどこの食べ物なんだろう?よくわからないけど、L.Aでよく食べる。トルティーヤの皮に、チーズや野菜を挟んでオーブンで焼く。大概うちはチーズだけ。
料理や、食べる事にも、あまり興味がなかった姉が、東京の音楽関係の事務所で働き始めた頃に教えてくれたことがある。それは、街角で今すぐおにぎりを食べる技。それは、コンビニでおにぎりを一つ買って、煎餅みたいに思いっきり両手でペッチャンコにして、米をこぼさず、綺麗にスマートに歩きながら、ランチを終了出来る術。あまりに綺麗な所作に二十歳そこそこの私は姉を尊敬した。
ふと、あのペッチャンコになったおにぎりの事を思い出した。あれって本当にいい技だったのかな。
チキンカレー

strawberry

煮豚

eat LOVE day 2 /// ふらふらと蜜に寄ってきた蜂みたいに
展示の打ち上げをした。一緒に二人展をした絵描きののむらさん、冊子作りをやってくれたカレのミッチー、のむらさんのお友達で会期中にライブをしてくれたマリンバ奏者のせんだくん、そしてわたしの4人。みんな体調NGなデーだった。わたしとミッチーは咳と喉の風邪で。のむらさんもそんな感じで。せんだくんは朝まで二丁目で飲んでから来たって。私は薬のせいなのか体調のせいなのか、電車を乗り間違えたりと家を出てから2時間もかかって八王子へ到着し皆を待たせてしまってスタートは15時を過ぎていた。


ミッチーが作ってくれたもの。
ほうれん草の白和え
おしんこの盛り付け
クミン風味の車麩の揚げ物
おいなりさん
お揚げの和え物
私が作ったもの、持って行ったもの。
煮豚
キムパ
塩レモンと情けの酒っていう焼酎
先週に会ったばかりののむらさんとミッチーなのにすごく嬉しかった。だけど喉が痛かったからあまり喋れなくて全身でいっぱいいっぱい見た。あーいい匂い!みたいに、あーふたり!ってした。せんだくんとは今日で2回めだったけど、とても人懐っこくてポチって感じ。そして彼はちょっと独特。急に笑い出したり、話しを聞いているんだか聞いていないんだかだし、とにかくしっぽを横にフリフリして嬉しそう。そして話も途中で眠い〜と言ってハンモックでぐーすかした愛犬ポチ。

全然違うのに、ふらふらと蜜に寄ってきた蜂みたいにここに座る事となった私たち。きっと味覚が合うのかな。そう思った。きっとそれは、何色ともいえないようなこっくりした色で、はじけるようでいてそうじゃない、ジューシーだけどねっとりもしてる。そんな味かな、甘い甘い本当に甘い蜜の味。
夕飯

彼が知るどの型にもハマらないよしみさんは、
彼には ”非常識”なのかもしれない。
夜にきた、のむらさんとの文通メールにこう書いてあった。私の目の前でどんな事が起ころうとも、それは海の向こうの水平線みたいにどこまでいったってただの出来事でしかなくて、私が見た景色はそこを超えない。自分が思っているよりも世界は複雑でシンプルなんだ。この景色を見ているのはきっとみんなそれぞれでしかないんだった。美味しいも綺麗も汚いも怖いもそれぞれ。
トマトと卵のナンプラー炒め

トマトと卵のナンプラー炒め
トマト
溶き卵
スライスした玉ねぎ
きくらげ
ナンプラー
胡麻油
お好みでトッピングにパクチー
揚げ浸し

夜中に熱がでた。喉がナイフで切っちゃったんじゃないかっていうような痛み。まるで最近の全ての痛みがそこに集中したかのように辛い。
昼間、一緒に数年仕事をしてた年上の女性、春名さんに、ここ数ヶ月の事を少し聞いてもらった。誰にも言えなかった事を話した。彼女は東京に住んで無い。今日も出張でこれから関西へ帰る。そういう距離感が良かったのかもしれない。お腹がずっと痛くて理由がわからない日々が続いてて、今日もずっと痛かった。お腹をさすりながら話を聞いて貰う。心も身体もすごく疲れてる。
「料理なんかは、作っても待ってないで、タッパに入れて冷蔵庫へ放っておいたらいいよ。」
「それからあなたの人生を楽しむこと。誰かに苦しめられる人生なんてやめてしまうこと。だって、人間なんて一生ひとりぼっちなんだから。」
そう言ってガハハって笑ってた。揚げ浸しを作ってタッパに入れて冷蔵庫へ入れた。